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売主:三交不動産 / 施工:鴻池組 / 設計:白井設計
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亀裂の原因はアンボンド管の配置計画上の不備により、床スラブの剛性が不足したために発生した撓みによるもの。設計上の問題と捉えられる。
アンボンド工法とは
プレストレスコンクリートの一種で、スラブコンクリートに鋼線を予め打ち込んで、一定の強度が出たときに緊張を与え、スラブに圧縮応力を与える。
供給側にとっては、室空間に梁型が出ないように計画することが出来るため、階高を低く抑えられるので、結果として住戸数を増やすことが出来る。
アンボンドの欠点、問題点は
有効スラブ厚が薄くなり、板振動を起こしやすくなり、結果として遮音効果が著しく低下する。
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アンボンド管が挿入されていない!
15階Eタイプバルコニーの床スラブは室内床面−約200mmの段床である。図面では段床の表記は無く、バルコニー外側に計画されたPC鋼線、緊張端については工事状況の解明が求められる。
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欠陥1:スラブのたわみによる傾斜の発生!
15階Gタイプ
キッチンに於いて、システムキッチンワークトップに12mmの傾きが確認出来る。アンボンド管の設置不良が原因。
欠陥2:一階床がデッキプレートに変更されている
1階床スラブはフラットデッキを使用し、基礎梁(FG梁)を2度打ちしている事が確認出来る。
フラットデッキは梁に差し込まれているが、梁幅をふかす等の施工上の配慮が無く、梁断面欠損と考えられる。
欠陥3:柱や梁の各所で鉄筋のかぶり厚さ不足
鉄筋探査機による測定状況
かぶりが18mmしか無いことが確認出来る。設計図書では50mmが指定されている。
欠陥4:耐震スリットが設置されていない
C2柱構造スリット位置に発生した亀裂。C2柱の1通り側見付寸法は900mmであり、構造スリットとシーリング目地位置を合わせる必要があったと考えられる。
欠陥5:管理棟に構造計算書に計画の無い受水層
管理棟に設置された受水槽は構造計算の積載荷重に算入されていない。また、図面に計画されたB4梁(300×700)の施工が確認出来ず、受水槽の支持に対する計算根拠が不明である。
欠陥6:断熱材の厚みが足りない
ウレタン断熱の厚みが18mm程度であり、図面で指定する25mmに充たないため、断熱性能の回復が求められる。
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